社会インフラの不具合未然防止に関する研究

現在の社会において、インフラの役割、特にその安定性や持続性は非常に重要なものとなっています.今後の電力網・通信網を設計、評価する際には、長期間に渡って我々の生活を支えてくれている橋梁やトンネルなどの社会インフラの成功・不具合事例から学ぶことが必要です.また,様々な技術要素が複雑に組み合わさって構成されているシステムにおいては,個々の要素は正常に動作しているのに,条件やタイミングの組み合わせによって不具合となる”創発的不具合”をいかに防ぐか,という点が非常に重要になります.それらの課題について,信頼性・安全性工学やレジリエンス・エンジニアリングの視点から,分析と対策の手法について研究しています.